【アメリカ生活】ニューヨークで病院に行った話
アメリカといえば医療費が高額。
手続きも面倒でアメリカ人はめったに病院に行かないと聞いたことがあります。
ニューヨークに来る前に一通り日本で病院に行ってきましたが、こちらに来て半年。(2021年12月のお話)
とうとうアメリカでも病院にお世話になる日が来てしまいました…
病院の予約から支払いまでの一連の流れを記録に残します。
ニューヨークで産婦人科に
2021年12月。
今まで生理不順になったこともなく健康的に過ごしてきた私ですが、1か月経っても生理が来ず、下っ腹がずっーとズキズキ痛む‥‥。
他にもいくつか症状があり、ネットで調べれば調べるほど恐ろしくなってきました。
居ても立っても居られず病院に行くことを決意。
ニューヨークには日本人の産婦人科医がいると知り、こちらにお世話になることにしました。
行くことを決意しても日本とは全く異なり、急に病院に訪れても診察はしてくれません。
予約が必須です。
そして何より重要なのは自分の入っている医療保険が対象なのかどうか。
(保険対象内のことを『In-Network』と呼んでいます)
保険対象外のところに行ってしまうと高額な医療費がかかってしまいます。
周りに病院に行ったという知り合いもおらず、右も左もわからない状況。
こんな中、手探りでなんとか予約にこぎつけることができました。
ニューヨーク 日本語が通じる先生
ニューヨーク領事館のHPに日本語の通じる医療機関の一覧が掲載されています。
この一覧以外にも数多くの日本語OKな先生がいるそうですが、まず私はこちらのリストを見て産婦人科を片っ端から電話しました。
引っ越しの際に、引っ越し屋から無料で貰った「ニューヨーク便利帳」の冊子やHPにも日本語が通じる先生のリストが掲載されていましたので、こちらも参考にしました。
加入している医療保険
夫の会社で加入してくれている医療保険に私も入っています。
会社の人事の方曰く、こちらでは結構メジャーな保険とのこと。
ただこちらは日本語サポートセンターなどはなく、ザ・ネイティブアメリカンの保険といった感じ。
知り合いは日本人駐在員向けの保険会社で、ニューヨーク領事館のHPに載っている病院は基本的に保険対象。そして日本語サポートもばっちりとのこと。
この上なく羨ましいと思いました…。
予約方法
ひたすら電話
上記でもさらりとお話しましたが、私は日本語の通じる医療機関一覧をみて、上から順番に片っ端から電話をかけました。
基本的にこちらに載っているものは、電話をかけるとはじめに英語か日本語かダイヤルで選択させられます。
Japaneseを選択すると、そのまま日本人スタッフに繋がり日本語で会話できる仕組みになっていました。ですので、英語が話せなくても安心です。
電話の際に伝えたこと
・氏名
・自分の加入している医療保険名
・保険番号(Member IDとGroup Number)
・ネットワーク内(保険対象内)であるかどうか
・プラン名
→加入しているプランによってはネットワーク外(保険対象外)となることがあるそう。保険証にプラン名っぽいものの記載があったので伝えました。
電話をかけたほとんどの病院で、ネットワーク内かどうか「調べて電話を折り返します。」と言われましたが、どの病院も1~3時間以内に確認していただきました。
片っ端から電話した結果…
総合病院に産婦人科医がいるという情報を見つけたので、安心メディカルや東京海上日動などの大きい総合病院も含め5つほど電話をしましたが、まさかのネットワーク内だったのは1つのみ…
4つ連続で「ネットワーク外です。」と連絡を受けたときは日本に帰ろうか真剣に悩みました笑
後日、夫の同僚に尋ねたところそんなはずないと思うけど…とのこと。
産婦人科医がいなかったのか、私の聞き方がいけなかったのか…
いろいろ謎ですが唯一のネットワーク内だった「安西 弦 先生」のところにいくことが決まりました。
医療保険のサイトで調べる方法
片っ端から電話をかけなくとも、サイトでもネットワーク内か調べることができます。
予約当時は医療保険のサイトにもアクセスしたことがなかったので面倒なことをしてしまいました…
いつ何が起きても良いように、事前に医療保険のサイトで確認しておくことをおすすめします。
●私の保険の場合
「Find a Doctor」といったページがあります。
こちらで”先生の名前”を検索してヒットし、「In-Network」というマークがあれば保険対象内です。
サイト上でIn-Networkの先生を見つけることができたら、その病院に必ず電話で確認してください。(サイトが100%ではない可能性があります…)
そして上記で記載した「電話の際に伝えたこと」の項目を伝えると安全かと思います。
同じ病院でも先生によってネットワーク内・ネットワーク外というケースもあるそうです。どの先生に診察してもらえるかわかったら、念のためその先生もネットワーク内であることを確認することをおすすめします。
まとめ
以上が病院にいくまでの流れです。
ネットワーク内だった安西先生の予約がとれたのが3日後。
たまたま空きがでたとのことでラッキーでした。
この日は1日電話をして終わってしまい、ゲッソリ…
まさかこんなに病院探しが大変だとは思いませんでした。
先ほどもお伝えしましたが、内科・皮膚科・眼科などそれぞれのカテゴリ別にネットワーク内の病院をサイトで調べておくことをおすすめします。
日本語が通じるネットワーク内の病院があるということを把握しておくだけでも、いざという時に役に立つかと思います。
ですが本当の闘いはここから始まります。
まさかの約$600近くの請求書が届きました…
次回はこちらについてお話したいと思います。