【アメリカ生活】労働許可書(EAD)なしで労働可能に!E2Sビザステータス取得
前回の記事で労働許可書(EAD)がなくても働けるようにルールが変わっているとお伝えしましたが、3月中旬メキシコ カンクンへ行き、働けるビザステータス「E2S」を取得してきました。
今回こちらについて詳しく説明したいと思います。
(こちらではE2ビザの場合についてご説明しています)
労働許可証(EAD)不要で働けるようにルールが変更
今までは、駐在妻でも働けるステータス(EビザやLビザ)を持っていたとしても労働許可証(EAD)を取得する必要がありました。
コロナ禍の影響で、労働許可証(EAD)を申請してから届くまでに1年以上経ってもこない人がいると聞きました。
このルールが今年2022年1月に入って変わってきているという情報を夫の人事から教えていただきました。
以下人事から伺った話の要約です。
入国時にI-94に記載される配偶者ステータスが変更となりました。
現在アメリカにいる場合は、一度アメリカを離れ再入国した際に新しいビザステータスとなれば就労可能です。空港によってはまだ浸透していない場所もある可能性があるので、入国時にオフィサーに配偶者ステータスを反映してもらえるように伝えることをお奨めします。また注意事項としては、陸続きのメキシコやカナダの場合はI-94を更新してくれないことが頻繁にありますので、飛行機を利用して出入国・もしくは別の国にいくことをおすすめします。
とのこと。
I-94上の”Class of Admission”に記載されたビザステータスは「E2」。
こちらがアメリカに再入国した際に、「E2S」と表示されていれば労働許可書(EAD)なしで働くことが可能となります。
2022年に入って海外旅行をしている方はI-94を確認してみてください。
もしかしたら「E2S」になっているかもしれません。
労働可能なステータス「E2S」が取得されるまで
私は自分の英語では上手く伝えられないと思い、スマホで文章を事前に打ってすぐ見せられるように準備。
内容は「労働可能なE2Sのビザステータスを発行してください。私はニューヨークの日系企業で働きたいんです。」といった短い文章。
パスポートを渡したときに、スマホの画面をみせ「Please issue E2S!!」と呪文のように繰り返しました。
するとオフィサーは笑いながら「OK!!!」と一言。
不安すぎて去り際にもう一度確認したら完了したよと言われました。
最後にハンコを押されたときに、きちんと手書きで「E2S」と記載もあったので一安心。
この後1時間後にI-94上の”Class of Admission”で確認すると、無事「E2S」になっていました!!
ということで、あっけなく就労可能なビザステータスをゲットすることに成功。
ただ私を担当してくれたオフィサーはE2のまま承認しようとしていましたので、やはりきちんと伝えることが重要だと感じました。
パート正式採用に
念のため人事を通して弁護士事務所に最終確認を取ってもらい、正式に働けるようになりました。
現在はパート先に様々な書類を提出している最中なので、来月ようやくお給料がもらえることになりそうです。
まとめ
この記事ではあくまで私の体験談なので、ビザの種類や配偶者の職業によっては通用しない可能性があります。
必ず弁護士事務所に確認を取ってから働くことをおすすめします。
今まで労働許可書(EAD)を取得するのにも$400ほどかかっていましたのでお金も浮いてラッキー。
いち早く教えてくれた夫の人事の方に感謝でいっぱいです…
追伸(2023.8)
このルールが出来て1年以上経ったので大分浸透してきたようです。
今までは「S」を付けてとイミグレでお願いをしても、何だそれ?と担当者によってはスルーされることもあったのだとか。
それも大分なくなり、もしイミグレで「S」がついていなかったとしても移民局に電話をすれば、電話1本で「S」を追加してくれるところもあるのだそう。
私の友人も電話1本ですぐ反映されたので、アメリカ国外に出なくてもできたとのこと。
もし「S」がついていないからと働くのを躊躇っている方はぜひ問い合わせを!