【アメリカ生活】ニューヨークでソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)を取得するまで…
ニューヨークに引っ越してきて早2か月…(2021年10月の話です)
ようやくソーシャルセキュリティーナンバーが取得できました!!
ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)とは、アメリカでの社会保障番号、日本でいうマイナンバーのようなものになります。
駐在妻の身からすると絶対必要というわけでもないのですが(VISAの種類によっては取得できない場合があります)、個人の証明になるだけでなく、アメリカでの運転免許証や労働許可証の取得に必要になってくるのでどうしても取っておきたかった。
このSSN。ゲットするまでかなり苦労しました。
SSNのアポイント取りから取得するまでの道のりを記録に残したいと思います。
SSNオフィスのアポイント取り
2022年に入ってから予約は不要になったそうです。
直接オフィスに行くと対応してくれるとのこと。
ただし、混んでいる場合もあるのでなるべく朝早めに行くことをおすすめします。
以下の内容は2021年10月時点の内容になりますのでご注意を。
まず大事なのがSSNオフィスのアポイント取りです。
こちら電話のみの申請(英語)となります。
この電話が全然繋がらない…。
窓口開始の時間と同時にかけても繋がらず、1時間待っても繋がらない日もありました。
そして英語での対応。
英語が話せない時点でかなりハードルが高い。
うちは夫の会社の人事の方が毎回電話を繋いで通訳をしてくれたので助かりました…
ホントに感謝でいっぱいです。
ここで2つの注意点!
①電話はなるべく月曜・火曜にかけて
1週間分の予約しか受け付けていないようで、火曜までに予約が一杯になってしまうことが多いようです。
水曜に電話をしたとき、せっかく1時間粘って電話をし続けたのに「もう予約が一杯なのでまた来週かけて」とあっさり電話を切られてしまいました。
②アメリカに入国してから14日以降にかけて!!(2021年の場合)
入国した翌日に電話をかけましたが、
「入国してから14日以降でないと予約はとれない。また14日後に掛けなおしてね~」と言われてしまいましたのでご注意を。
(コロナの状況により変更となる可能性があります)
SSN自体を取得することができない?
さらに以下の理由でSSN自体を取得することができないと3回連続で断られてしまったこともありました。
就労許可証を取得しないとSSNは一切もらうことができない。
就労許可証をゲットしてからまたかけなおして。
人事の方も「そんなこと聞いたことない。今までは取得できていた。いつルールが変わったの?」と質問をしてくれましたが、オペレーターも答えられず都合が悪くなったのか無言で電話を切られてしまいました。さすがアメリカ。
その後、人事の方に調査をしてもらったところ在ニューヨーク日本領事館のHPに以下の記載が。
↓在ニューヨーク日本領事館のHPより抜粋
○ 駐在員の配偶者(E1、E2、L2)これらの配偶者は、以前は移民局で就労許可証を取得しないとSSNをもらうことはできなかったが、2006年10月以降、就労許可証を取得しなくても、駐在員ビザを有する本人との婚姻証明を提示することにより、SSNの取得が可能となった。 ところが、社会保障事務所によっては、この取扱いが必ずしも徹底されておらず、最近でも就労許可証の提示を要求され、結果的に駐在員の配偶者がSSNを取得できない事例が時々発生している。トラブルを避ける方法として、社会保障事務所のサイトに掲示されている対照表を持参するとよい。
コロナ禍の影響でルールが変わったのか…それとも上記の通り徹底されてなかったのか。
真相は謎ですが、オペレーターよってはいけるかもしれない!ということで、ひたすら掛け続けました。
この事件後、何回掛けたかわかりませんが、「就労許可証を取得しているか?」という質問をしてこないオペレーターに当たり、無事入国から約1か月後にアポ取りに成功!
人によって異なるって…日本では考えられない。。笑
アポ電話の時に聞かれた内容
オペレーターの方と電話が繋がったらいくつかの質問をされます。
私の場合は以下の質問をされたのち、アポイントをとることができました。
①いつアメリカに入国したか
②VISAの種類
③駐在員か、それとも家族か(wife!wife!と全力で伝えました笑)
④住んでいる場所のZIPコード
⑤氏名
上記の質問を答えたのち、日程と時間・場所を伝えられます。
よりによって電話が繋がったのが、私1人のとき。
聞き取るのが大変だった。もしかしたら違った回答していたかもしれません。
日程と時間は何度も確認しました。
場所は聞き取れず…きっと夫がいったオフィスと同じだろうと思い聞き流しました笑
申請書類(E2ビザの場合)
私の場合は以下の書類を事前に揃えてもっていきました。
(VISAの種類によっては異なる場合がありますのでご注意ください)
①の申請書はソーシャルセキュリティーオフィスでも記入ができますが、事前に持参した方が安心です。
①申請書(SS-5)
②I-94 出入国カード
③パスポート
④VISA
⑤婚姻証明書
→婚姻証明書は日本領事館で発行してもらうことができます。発行方法は以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
⑥夫のI-94 出入国カード
⑦夫のパスポート
⑧夫のVISA
配偶者の場合⑥~⑧は提示を求められるケースがあるということで念のため持参しましたが、当日は提示を求められることはありませんでした。
オフィスでの流れ
ソーシャルセキュリティーオフィスの場所は住んでいる地域によって異なります。
オフィスの場所はこちらでも確認することができます。
私の場合は以下のオフィスでした。
最寄りの駅はフルトン ストリート駅
駅からすぐ近くにオフィスがありました。
エレベーターで3階に上がります。
入口で受付スタッフが予約の時間と名前を訪ねてきます。
私は11時45分から予約を取っていましたが、11時に到着してしまいました。
それでも問題なく入ることができました。
ここでトラブル発生。
11時45分~のリストの中に私の名前が見当たらない…
日にちと時間を聞き間違えてしまったかと頭が真っ白。
すると受付スタッフの方が「もしかしてこれ…?」とリストを見ながら話しかけてきました。
名前は合っているが苗字が若干違う。
アポ取りの時にきっと名前を聞き間違えられてしまったのでしょう。
多分これですと伝え、無事オフィスに入ることができました…
30~40個くらいの窓口がある中、この日は3つしか稼働していませんでした。
予約の数も限られているので、待機時間は15分~20分くらいだったかと思います。
自分の番になり、窓口へ。
聞かれたことは以下の2つだけ。
①書類出して
②(スタッフが持ってきた紙を渡され)住所と名前に間違いがないか確認して
たったのこれだけでした。
ここまでアポを取るのに苦労したのは何だったのか。
最後に2週間以内にレターが届くので確認してね。とのこと。
稀に諸事情によりSSNを取得できないケースがあるそうです。
その場合も取得できなかった理由が書かれたレターが2週間以内に届くそうです。
私の場合は4日後にSSNが届きました。
まとめ
コロナ禍の中でのSSN取得はかなり大変ですが、諦めずに何度もチャレンジすることが大切です。
そして人によって対応も様々。
一回SSNを取得することができないと言われても、別の人が対応したらOKなケースもあります。
それもどうかと思いますが、諦めなかったおかげで私は無事取得することができました!
今後はノンドライバーライセンスなどの申請にもチャレンジしてみようと思います。
追記(2022.3)
2022年に入ったいまなお、駐在妻はSSNを取れないと断られるケースがあるそうです。
電話のアポがとれオフィスまでいって申請したにも関わらず、数日後「SSN取れませんでした」といったレターが届いた知り合いに複数人出会いました。
ただここで諦めず、再度オフィスに出向いたらゲットできたという知り合いもいます。
(しかも前回とオフィサー全く同じ人だったとか…その日の気分なんですかね…)
労働許可書と一緒にSSNを申請した知り合いは、なんと約3か月でどちらも取得できていました。
2022年3月現在、労働許可書を取得しなくても就労可能へルールが変更されてきていますが、どちらにせよSSNが取れないと、アメリカで働くこともなかなか厳しいです。
ここまでくると運な気がしますが、何回でも諦めずSSNチャレンジするか、もしくは労働許可書と合わせて申請するのも一つの手かもしれませんね。
※労働許可書の申請には約$400ほどの申請料がかかります。それでもSSNがゲットできる確証はありませんのでご注意を…。